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犬や猫の歯石について│歯周病の大きな原因

みなさんは犬や猫に歯石がつきやすいということをご存じでしょうか。歯石は歯周病を引き起こしてしまうため、日々のデンタルケアや定期的な歯科検診によって、早めの対策を行うことが大切です。そこで今回は、犬や猫の歯石について解説します。

歯石とは何か?

歯石とは、プラーク(歯垢)が石灰化して石のように硬くなってしまったものをいいます。

わかりやすく説明をすると、まず歯磨きが不十分などの理由で食べ物のかすなどが残ってしまうと、そこに細菌が繁殖してプラークが形成されます。

プラークは歯磨きなどですぐに落とせば特に問題はありません。しかし、そのまま何もしなければプラークが石灰化して硬くなり、歯石に変わってしまいます。

犬や猫に歯石がつきやすい理由

人の場合は食後8時間くらいから歯垢が形成され、それから20日程かけて徐々に歯石に変わっていきます。

犬や猫も、食後8時間くらいから歯垢が形成されるのは人と同じです。しかし、犬ではそのわずか3日後、猫では7日後には歯石に変わってしまうため、人よりも歯石がつきやすいといわれています。

デンタルケアのポイント

歯石がつかないようにするためには、歯垢がつく前に、あるいは歯垢が歯石に変わる前にしっかりとデンタルケアを行う必要があります。

歯石の付着は元を辿れば食べ物のかすが残ってしまうことが原因です。そのため、毎日(難しい場合は最低でも3日に1回)の歯磨きを習慣づけて、食べ物のかすが残らないようにしましょう。

歯磨きをする際は歯ブラシを小刻みに動かし、汚れを掻き出すようにしながら歯を1本ずつ丁寧に磨いていきます。愛犬や愛猫が嫌がらなければ、奥歯や歯の内側まで磨くようにしましょう。

また、歯ブラシを歯に対して45度で当てて、歯垢が溜まりやすい歯と歯茎の間までしっかり磨くようにしましょう。ただし、あまり力を入れて磨きすぎてしまうと歯茎を傷つけてしまう可能性があるため、目安として手のひらに毛先が当たるか当たらないかくらいの力加減を意識するようにしましょう。

歯石がついてしまった場合の対応方法

犬や猫は口に触られることが苦手なため、うまく歯磨きができなかったり、しっかり歯磨きをしているつもりでも磨き残しがあったりして、歯石がついてしまうことがあります。

しかし、歯石がついてしまっても、すぐに動物病院で歯石除去を行うことができれば歯周病にならずに済みます

そのため、定期的に動物病院で歯科検診を行い、もしセルフチェックで歯石に気づいた場合は、すぐに動物病院を受診するようにしましょう。

まとめ

犬や猫は歯石がつきやすいため、自宅でのデンタルケアや定期的な歯科検診を行うことで、歯周病を予防することができます。

うまく歯磨きができない、最近歯が黄色くなってきた気がするなど、歯に関するお悩み事や心配事があれば、ぜひお気軽に当院へご相談ください。
歯周病についてはこちらのページでも解説しています

<参考文献>
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fvets.2020.00298/full
https://www.rvc.ac.uk/review/Dentistry/Shared_Media/pdfs/perio_print.pdf

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