うえの犬猫病院は犬、猫専門の動物病院です。

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症例紹介

てんかん発作

てんかん発作とは

てんかんは、脳から強い電気信号が出されることでけいれんなどを繰り返す病気です。

犬と猫ともに発生しますが、犬では猫よりも発生率が高く、その発生率は1~5%と言われています。

症状は

大きく分けて全身性(全般発作)と部分的(焦点発作)なものがあります。全身性のものでは意識は無く、強直発作(体がピーンと突っ張る)と間代発作(手足をバタバタさせる)とがあり強直発作から間代発作に進行するものもあります。全身性発作は見た目で分かりやすいですが、発作には部分的なものもあり、片足だけがピーンと突っ張ったり体の一部分がビクッとなったりします。

また、発作前に落ち着きなく部屋をうろうろしたり(発作前症状)、発作後にしばらくボーッとしたりする(発作後症状)こともあります。発作後症状が終わると動物は何事もなかったように普段通りに戻ります。

危険なのはてんかん重責と呼ばれる状態で、てんかん発作が終わる前に次の発作が起こる場合を指します。こうなると脳がダメージを受け、重い後遺症を残したり、発作がより多く起こるようになったり、あるいは死に至ることもあるため早急に発作を抑える必要があります。

原因・診断は

脳に何かしらの病変があって起こる場合(症候性てんかん)と脳やそれ以外に原因が見つからない場合(特発性てんかん)があります。これらはMRI検査などで判別することができます。

また、てんかん以外にもてんかんのような発作を起こす病気(低血糖・低Ca血症などの代謝異常、心疾患、肝臓の異常、中毒など)があるため、これらを除外するために血液検査やX線検査、超音波検査を行う必要もあります。

治療は

てんかん発作が1か月に2回以上、あるいは1回の発作が5分以上起こる場合はてんかんの治療を開始します。治療の目的はてんかんの頻度を抑えることにあり、完全に発作が治まる場合は少なく、投薬はほとんどの場合で一生涯続ける必要があります。また、定期的に血液検査を行い副作用が出てないか、薬の血中濃度を測定してちゃんと効果が出てるかどうかをチェックし、副作用が出る場合や効果が不十分である場合は投薬量や薬の変更を行います。

症候性てんかんの場合は、原因の治療が可能であれば行います(例:脳腫瘍の手術)

最後に

特発性てんかんでは、発作が良好にコントロールできている場合では天寿を全うできる可能性があります。しかし、元々の発作が激しい場合にはコントロールが難しいことが多いので、発作が軽度な段階から投薬を行うことが重要となります。

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